コンクリート二次製品価格改定に関するお願い
お得意様各位におかけましては、時下益々ご清祥の事とお喜び申し上げます。
また、平素より愛知県コンクリート製品共同組合会員社に対しまして、格別なるご高配を頂戴しておりますことを厚く御礼申し上げます。
さて、、近年の建設業を取り巻く環境は改めて申すまでも御座いませんが、経済財政構造改革を背景とした公共事業削減が進められる中、政府建設投資の減少が引き続き、その影響で建設投資全体でも減少基調が続くと予想され、我々コンクリート二次製品メーカーの経営環境は非常に厳しく深刻な状況にあります。
このような社会環境の下、ユーザー様に安心してご使用頂けます品質の確保と安定供給を組合員一丸となり精一杯の価格にてご提供させて頂いて参りました。
しかしながら、新聞、テレビ、経済専門誌等の報道でもご承知の通り、(日本経済新聞07年1月17日掲載り棒鋼価格及び建設物価06年12月号掲載のセメント、燃料油の市場動向参照)
コンクリート二次製品の主原材料であります棒鋼は原料の鉄スクラップの高騰と民間設備投資関連、大型建築工事等のおう盛な需要を背景に大幅な値上げが実施されています。一方、セメントも石灰及び原油価格の高騰によるエネルギーコストアップを価格に転嫁し、さらなる値上げを求められています。又、砂利、砂などの骨材も燃料価格の高騰による輸送コスト上昇分を価格に転嫁し値上げを求められています。以上のような主要原材料の価格の高騰は基より、その他様々な必要資材の価格も上昇し、長引く建設不況に加えて資材の高騰が、累積する原価割れにより苦境状態を呈している組合員の経営基盤に限界をも下回る大きな負担となっている現在、やむをえず、価格見直しの対応をとらざるを得ないのが現状です。
このような経済背景のもと、愛知県コンクリート製品共同組合として、平成19年度分よりコンクリート二次製品の適正価格へ是正の方向で事業展開を図ってまいる所存です。
つきましては、誠に勝手なお願いで恐縮ではございますが、上記のような諸般の事情にご理解、ご配慮を頂き、お取引にご協力賜りますよう心よりお願い申し上げるしだいで御座います。